佐藤等公認会計士事務所

佐 藤 紛争ごとはどうですか?
 
加 藤 そうですね、年に数件ほどあります。大きな問題から小さな争いなど。お客様が増えていき、扱う案件も増え、経験値がたまっていっているところがだんだんと当社の強みになってきています。大きなものは、弁護士の太田先生にお願いするなど、連携体制が整いつつあります。我々の仕事は、いろいろな専門家であるプロフェッショナルとタッグを組んで進める仕事。どんな専門家とコラボレーションしていくかがとても重要なのです。その意味で、佐藤先生や太田弁護士が名を連ねる「法務会計プラザ」には信頼できる士業がたくさんいる。しかも単なる高い安いという金銭感覚だけではない方々とチームを組めるということは本当にありがたく、貴重な価値だと思っています。
 
佐 藤 安心感や信頼性、そしてスピードといった量ではなく質が高いことが御社の価値なのですね。
加 藤 ウチは同業他社に比べると、まず、仕事は決して断らないことが大方針としてあります。そしてその上でスピードは早いほうだと自負しています。スタッフ7名と、いつでも均一のスピードで仕上げることが可能です。また、私個人のことですが、お問い合わせがあったその日に「お客様のところへかけつけられること」を大切にしています。と、いうのも、「今からこれるかい?」とおっしゃる依頼者が意外にも多い。私は原則即日対応ということを心がけているので、その日に訪問できるよう、スケジュールは柔軟に、目一杯予定を入れないようにしています。
 
佐 藤 それはすばらしい!
加 藤 私どもが扱う不動産は“1品もの”の世界。お客さんから「なんとかならないか・・・」という切羽詰まった依頼があると、私も含めてスタッフ全員ががぜん「燃える」(笑)。こういう時は、チーム力を発揮してそれぞれが得意分野を活かし、組織対応してお客様に満足をお届けするメリットが活きる場面です。
 
佐 藤 そういった意味では「理想的なお客様」とはどのような方々になりますか?
 
加 藤 そうですね・・・。やはり、同じ方向を向いていると言いますか、共同プロジェクトとして不動産というものを介してお客様に真の価値を提供できる会社さんと仕事ができることが理想ですね。お互い、いろんな情報なりをシェアできる関係性があれば、それ以上のことはないと思っています。
 
佐 藤 なるほど。分野は違えど、私たちの会計事務所も同じことが言えると思います。信頼に裏打ちされた安心感。そういった企業と長く関係性を築いていきたいですね。ところで、加藤さんは、そもそも、土地家屋調査士の資格をとられたいきさつなどは?
現場と交渉の世界へ


加 藤 私は昭和63年、バブル経済絶好調のころ、明治大学法学部を卒業しました。大学生のころからアルバイトで不動産関連の仕事に係っておりました。卒業してからは、日本ランディックという長銀系列の不動産会社に就職し、主に、地上げの部門を担当しておりました。しかし、バブル崩壊に翻弄され退社。東京から北海道へ戻ってきたかったこともあり、目標としていた先輩のアドバイスなどから、みじかな分野での資格取得で独立しようという志を立てました。その時に思ったのは、土地家屋調査士の仕事には一つは「現場がある」ということ。二つ目には「交渉ごとがある」ということでした。私はなぜか、交渉ごととか調停ごとが好きなのです。普通はみなさん、避けたがる分野のことだと思いますが私は嫌いではない。むしろ、なんとか解決したいとファイトがわいてくるんです。土地を転がしてお金を得るという仕事ではなく、実際にその土地で暮らしや生活が営まれるという現場でお役に立てる仕事がしたいと思っていました。
 
佐 藤 独立したのはいつですか?
 
加 藤 平成10年、32歳の時です。早いもので独立して16年が経ちます。札幌の実家の仏間を借りて個人事務所を開業しました。独立当初は苦労しました。新規のお客様を開拓するべく、自転車をつかって1軒1軒飛び込み営業をしていました。時に、タダでの仕事を受けたこともあります。一方で、官の仕事はしない。下請け的な仕事はしないと、この2つのことは独立当初から決めてやっていました。